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本-小説

名刺代わりの小説10選

好きな小説を10作品、好きな理由とともに挙げてみました。ツイッターでいうところの#名刺代わりの小説10選 です。誰も興味ないかもしれないけれど、全力でおすすめできる本当に面白い本を選びました。ぜひ読んでみて~。

【自転しながら公転する】あらすじ、ネタバレ読書感想。タイトルの意味は?表紙のモデルは誰?

本屋大賞候補となっている山本文緒さんの『自転しながら公転する』。よくある話かと思いきや、エピローグで見事にひっくり返される読者の予想。アッパレです。ミスリードが見事すぎる!作品情報と視聴感想を詳しく語っていきたいと思います。

伊与原新著『八月の銀の雪』あらすじ&感想〜珪藻アートって何?〜

『八月の銀の雪』は物語に科学系のトリビアが含まれている短編集です。5編の短編集のうち1番印象に残ったのは、微生物である珪藻(ケイソウ)を使ったアートに打ち込む男性と出会うお話。そこで今回は『八月の銀の雪』のあらすじや感想とともに、珪藻アート…

宇佐見りん著『推し、燃ゆ』あらすじ(ネタバレあり&なし)と読書感想。

芥川賞を受賞した『推し、燃ゆ』。かなり独特で、個性的な作品でした。話題の『推し、燃ゆ』について、前半ではネタバレなしのあらすじと本書の魅力を、後半ではネタバレありの結末と読書感想を語っていきたいと思います。

町田そのこ著『52ヘルツのクジラたち』あらすじ&読書感想―孤独に鳴くクジラが魂のつがいを見つける物語。

数多くの賞にも選ばれ、重版を重ねている注目作『52ヘルツのクジラたち』。生きることの辛さの中にも希望があることを描き、多くの人の心を捉えている本書のあらすじを含めた作品情報と読書感想をご紹介します。

青山美智子著『お探し物は図書室まで』呉宮堂のハニードームというお菓子は本当にあるの?

本屋大賞ノミネート作の『お探し物は図書室まで』は、コミュニティセンター内の小さな図書室にいる司書の小町さんが、人生に行き詰まっている人たちの背中をポンと押す様子を描いたハートウォーミングな小説です。今回はあらすじや感想と共に、各章に登場す…

凪良ゆう著『滅びの前のシャングリラ』あらすじ&読書感想ー終わりが近づく世界で小さな幸せを見つける5人の物語。

本屋大賞候補となっている凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』を読みました。凪良ゆうさんは昨年、『流浪の月』で本屋大賞を獲得されていますが、本書は前作をも超える素晴らしい作品でした!読了のレビューを見ても、絶賛の声が多いですね。そんな『…

伊坂幸太郎『逆ソクラテス』あらすじ&読書感想ー先入観で評価してくる大人たちに反旗をひるがえす小さきものたちの物語。

気作家伊坂幸太郎さんの新刊、『逆ソクラテス』。先入観で評価してくる「逆ソクラテス」な人たちに、勇気をもって反旗をひるがえす小さきものたちの物語。本屋大賞候補作にもなっている話題作です。本書のあらすじを含めた作品解説と読書感想をご紹介します。

伊吹有喜著『犬がいた季節』読書感想− 三重県四日市高校の実話を基にした物語。

本屋大賞候補となっている伊吹有喜さんの『犬がいた季節』。著者が高校生だった時実際にあった出来事を参考に書かれているそうです。青春時代を思い出し、優しく温かい気持ちになれる良作です。本書のあらすじを含めた作品情報と読後感想を紹介します。

J・K・ローリング『イッカボッグ』あらすじ&読書感想―登場人物と地理情報もまとめました。

J・K・ローリングの童話新刊『イッカボッグ』について、あらすじを含めた作品情報と読んだ感想を語っていきたいと思います。物語にはたくさんの人物が登場し、舞台であるコルヌコピア王国の地理関係も少し複雑だったので、登場人物と地理情報をまとめました…

直木賞候補作『オルタネート』、加藤シゲアキさんファンではない私の正直読書感想

直木賞候補作として注目されている『オルタネート』、著者はジャニーズのアイドルグループ、NEWSとしても活躍している加藤シゲアキさん。口コミも高評価が多くなっていますが、注目されているのは作者が芸能人だからじゃないの?本当のところはどうなの?と…

【書評】祝映画化!『小説の神様』ネタバレありのあらすじ、感想。

物語を紡ぐ意味を見失ってしまった主人公・一也と、物語の力を信じながらもある悲しい秘密を抱える同い年の作家・詩凪(しいな)の小説創作をめぐる青春小説です。 著者の相沢砂呼さんはミステリー関連の賞3冠を達成し、本屋大賞6位にも選ばれた『medium霊…

【書評】2020年本屋大賞受賞作、凪良ゆう著『流浪の月』ネタバレあり感想。

本屋大賞 第1位 吉川英治文学新人賞 ノミネート作 【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月 作者:凪良 ゆう 発売日: 2019/08/29 メディア: 単行本 「犯罪者とその被害者」 世間にそうレッテルを張られた二人の真実の物語です。 ※この記事では結末までは明かし…

【書評】『64』から6年。横山秀夫がおくる建築ミステリー『ノースライト』あらすじ、感想

ノースライト 作者:横山秀夫 発売日: 2019/08/02 メディア: Kindle版 2020年本屋大賞 第4位。 『64(ロクヨン)』から6年。人気作家・横山秀夫が贈る、長編建築ミステリー小説です。 『ノースライト』の詳しいあらすじ 感想、まとめ 『ノースライト…

【書評】3冠達成のミステリー小説『medium 霊媒探偵城塚翡翠』ネタバレなしのあらすじ、感想

medium 霊媒探偵城塚翡翠 作者:相沢沙呼 発売日: 2019/09/11 メディア: Kindle版 2020年本屋大賞 第6位。「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇 1位「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 1位「2019年ベストブック」(Apple Book…

【書評】食べることは生きること。小川糸著『ライオンのおやつ』あらすじ、感想

ライオンのおやつ 作者:小川糸 発売日: 2019/11/05 メディア: Kindle版 2020年本屋大賞 第2位。 小川糸さん久しぶりの新刊となる『ライオンのおやつ』は、若くして余命宣告を受けた女性が、瀬戸内の小島に立つホスピスで、残りの人生を丁寧に過ごす様子…

2020年本屋大賞第2位、『線は、僕を描く』のあらすじ、感想

第59回メフィスト賞受賞にして2020年の本屋大賞 第3位受賞。事故によって両親を失い、深い喪失感の中で生きる青年が、水墨画に出会って生きる力を取り戻していく青春求道小説です。あらすじ、感想を紹介します。

『店長がバカすぎて』あらすじ、感想―本好きによる、書店員のための、書店を舞台にしたお仕事小説。

今年の本屋大賞ノミネート作でもある『店長がバカすぎて』を読みました。 店長がバカすぎて 作者:早見和真 発売日: 2019/07/13 メディア: 単行本 あらすじ もくじ 感想 あらすじ 「幸せになりたいから働いているんだ」谷原京子、28歳。独身。とにかく本が…